やさしい個人旅行講座




【 2010年 冬の旅 】




2010年の英国は正しく“自然に泣かされた年”

1部“人的”なこともありましたが
(3月末には航空会社のストライキ!)
4月中旬の火山問題は正しく自然の驚異をまざまざと見せ付けられた出来事

アイスランドの火山


地表から吹き上げる火山には成すすべなく
ただただ山の神の怒りが収まるのを祈るばかり・・・

約2週間ばかり不安なときを過ごしました




そして、この2010年クリスマス&年末押し迫った初冬

ロンドンの位置は北海道よりも更に北、
樺太とほど同じ緯度

しかし、メキシコ湾からの海流が
大西洋で北大西洋暖流となり、
その暖流がロンドン付近に流れ込んでくるので
むしろ冬は東京よりも暖かく感じることさえありました

2月の極寒の時期でも
雪までは降らず・・雨・・雨・・




日本の冬のように乾燥はしないので、
雨さえ降らなければ
むしろ陽の短いことを気にせず観光できるなら
旅行者にとっては
欧州大陸よりも旅しやすい!
そんなイメージが長くありました

しかし!
昨年辺りから異常気象になるのか・・・?
ロンドンでも容赦なく雪が、
それもドカ雪が降るようになりました


ヒースロー空港上空から
ヒースロー空港から降り立とうする機内の窓から
雪舞い落ちる様が“綺麗”



今年の1月にロンドンヒースロー空港に到着した際、
大雪で飛び立てない飛行機が多々あり
到着便がそのためにゲートに着けない、という事態


翼に積もった雪を除去する
機体の翼に積もった雪を除去する作業をしてから飛び立つ


結局そのまま機内で3時間待機
すでにギャレーも片付けてしまった機内で、
2回のコーヒーサービスはそれが精一杯・・・という
キャビンアテンダントさん達も困り顔・・




どんなアクシデントにもニコニコ対応
彼等も早く“開放”されたかっただろうな〜



とほほ・・な、
旅のスタートだったのですが、
その後はきしゅきしゅと音のなるまだ雪が降り続く歩道を
大きな荷物を引きずりながら
アンの家に到着した時は
笑うしかなかった!です



アン宅周辺
翌日のアンの家の周辺


しかし、翌日雪が止んだ時の様子は
まるで絵本の中の風景のようでした


てってけてーーっっ
早速ロンドン中心地へ何時ものように出かける私





【 フライト情報 】







旅の最初は前出の通り
兎にも角にも先ずはフライト情報です

個人旅行の場合は添乗員さんが当日ケアをしてくれる訳ではないので
思いつく注意点を挙げてみました



1)  利用航空会社の公式サイトを確認する  BA
 VS
 NH
 JL
2)  航空券購入先への問い合わせ ・旅行代理店への確認
・航空会社予約センターへの確認
3)  空港の情報  成田国際空港
 羽田空港
 関西国際空港
 ヒースロー空港
4)  ロンドンの週間天気予報  1週間の予報天気

2010年の雪問題でヒースロー空港が閉鎖になった際、
見事なくらい航空会社の対応が
それぞれ違っていて
御利用航空会社によってはその利用者に明暗が分かれたように思いました


BA  ブリティッシュ・エアウェズ  他社便への振り替え
VS  ヴァージン・アトランティック  日にち変更又は払い戻し
JL  日本航空  他社便への振り替え 
NH  全日空空輸


今回の空港閉鎖に伴い
上記4社のみならず他社の航空会社さんの対応は違ったようですが、
ワンワールドなどの提携がある航空会社さんだと
振り替えも臨機応変に対応していたようです




こんな時のカウンター当番は辛い・・・
でも、こちらでの案内は重要


BA,JL,NHさんは
欧州の別の都市へ向かう航空会社さんへの振り替えを行ったり、
AFさんを利用された方は空港近くのホテルを手配し、
そちらで待機するようにしてくれたり・・・





実際にヒースロー空港で閉鎖が決まっても
やはり利用者として
どんな対応になるのか・・?

一縷の望み(?)を賭けて空港カウンターへ目指した方もいらっしゃいましたが、
(その気持ち解ります〜・・
だって、何かが良い方向へ進んだらいち早くその情報を得ることができますよね?)
中には欧州系(KLM,AFなどなど・・)、アジア系の航空会社さんは
カウンターさえ出していない・・・


どおおおすりゃいいのよ〜・・・


万一、PCなどの確認が出来ない場合は
お宿の方々へご協力願う、とか
予め旅行代理店などに確認しておいた方が宜しいかと思います


ロンドンの交通網は本当に雪に弱いです
地下鉄情報の確認、
タクシーも予約できるなら、しておいた方がベターです



ちなみにアン宅はヒースロー空港へ車で向かうには便利な場所
そして、ベテランキャブドライバーさんには脱帽ものの運転技術!




どんな航空会社をお選びになるか・・?のポイントは
皆様それぞれ違うと思います

しかし、緊急時の対応については今後参考にもなるかも・・と
今回の各社の対応を見てみて思いました







【 滞在先 】






成田はご出発できたけど・・・
帰国便が飛ばなくなってしまった場合

火山問題や雪問題について
安全上止むを得ずフライトがキャンセルになってしまった時は
滞在日数が長くなってしまうので
その滞在費用はお客様ご自身でのご負担になります

ロンドンB&B
雪の積もったロンドン アン宅も真っ白でした


こちらでご紹介しております
ロンドンのお宿では丁度“火山問題”、
今回の“雪問題”の際に帰国日にフライトが飛ばず
帰国できなくなった方々のケアーも可能な限りしてくださいました

アン
玄関からゲートまでの通路を雪かきしていたアンの姿
お手伝いせず・・ごめんなさい・・



止む無く長いご滞在しなくてはならないことも起きる可能性もあります

そんな時彼女達はできる範囲で力になってくださいます
どうぞ、ご滞在についてはお気軽にご相談くださいませ




ご出発前に解る範囲での空室状況をご案内いたします!






旅の中での最大の出費



それが「航空運賃」です

1年の内で最もその出費が抑えられるのが、
正しく冬!

しかし、以前は殆ど心配がなかった大雪の影響は
昨年くらいから徐々に激しさを増してきたように感じます




“冬”は確かに1日の陽が短く、
雨(雪)も多く、
外での行動が限られた時間内でしか楽しめないっ!と思いがちですが
私自身はこの季節でのロンドン散策は大好き

寒いけれどその分美味しく感じる暖かいお茶や
お宿でのお部屋の居心地の良さを再認識したり・・
もちろん!ラグビーのシーズンでもあるし!

でも、1番はそこに住む人々がいろんな工夫をして
この季節を十二分に愉しんでいる様子を見ることが大好きです

ハンプトンコートにて
ハンプトンコートに出来たアイススケート場にて


このシーズンのみのアイススケートリンクが
ハンプトンコート内にできていたり・・


キングストンの街のマーケット
真冬のキングストンのマーケット


“寒さ”なんて日々の生活の1部、とばかりに
マーケットはどんな天候でも立ちますから、
その賑わいにはうきうきしたものがこみ上げてきます!!


マーケットのブルーベリー
真冬でも出ているブルーベリー


以前は季節ものだったベリー類も
近年は遠い南の国から運ばれてくるらしい・・・
1年中食べられる果物も暖かい宿の部屋でいただくのは楽しみ!

どうぞ、思わぬ出来事も少しでも“備えあれば憂いなし”

冬には冬のご準備をなさってお出かけくださいませ

では、これからまだ本番迎える冬がほどほどの雪でありますように







こちらのページに関してのお問い合わせは
下記よりお待ちしております






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